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世界遺産・座喜味城跡zakimicastle

「読谷村にある世界遺産・座喜味城跡を、もっと楽しもう!」

初めて沖縄を訪れたなら、沢山の場所を観光したいものです。
そういった場合、それぞれの場所での滞在時間は、短くなってしまいます。
そのような旅であっても、沖縄になんらかの魅力を感じた人々は、また沖縄を訪れるでしょう。そして、お気に入りの場所をじっくりと体感してみたいと思うのはないでしょうか?
今回は、読谷村・座喜味城跡を一歩踏み込んで探索してまいりました。
その模様を、少し紹介させていただきます。

「歴史、民俗、自然、魅力いっぱい読谷村・座喜味城跡」

座喜味城は、沖縄の中西部に位置する読谷村にあり、標高120mのゆるやかな丘の上に建っています。
2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。
築城の主・護佐丸は、琉球統一史の大役者として活躍した人物です。
歴史追って座喜味城跡を廻ってみることは、この地を訪れた人々にとって興味深い体験となることでしょう。
歴史面だけでなく、登って歩くとこのできる城壁からの眺望もまた魅力的です。
南に那覇の首里、北に本部半島、伊江島、西には遠くケラマ諸島が見渡すことができます。
つわものたちが臨んだ景観を、時代を超えて眺めることは感慨深いものがあります。

「地元の人々に愛されている読谷村・座喜味城跡」

現在、座喜味城跡は次々と観光客の集う人気スポットなのですが、以前ここは地元の人々にとって、子供の遊び場や家族のピクニックの場として親しまれていたそうです。
そう聞いて実際に敷地を歩いてみると、実は今もなお地元の人々の身近な憩の場として利用されているところでした。

「やちむんの伝統は、陶工の熱意にあり?」

一般的には、南側にある駐車場から松林に敷かれた一本道を進んでいき、城跡を廻って同じ道から帰ります。
それとは別に北側にも駐車場があって、城壁下の斜面に整備されたきれいな公園になっているのです。
そこでは、地元の人々がゲートボールをしたり、子供達を遊ばせたりしています。
奥の芝生の広場では、自転車で訪れた中学生たちが、宙返りの練習をしていました。
日常的な素の沖縄の姿には、何故かほっこりさせられます。

「マイナスイオン浴びて、座喜味城跡の森」

歩きやすい歩道を進んで行くと、木道の案内標識が目に留まりました。
こんな道もあったのかと思い、歩いてみることにしました。

歩きやすい石引きの道をゆっくりと歩きます。
ここまで来ると人気はなくなり、徐々に森の雰囲気を肌で感じられるようになります。
少し開けたなと思ったら、そこには2階建ての感じの良い休憩所がありました。
北にある長浜方面に向いた景色も、なかなかです。
家族、友人、カップル。大事な人と、こんな場所でお弁当を広げるのも、素敵だなと思いました。

さあ、木道に入っていきます。
すでにマイナスイオンに満たされて、心地よい気分です。
道はアップダウンが続きますが、きついと感じるほどではありません。
緑の世界に包まれて、まさに森の中といった感じです。
ヘゴの葉影を通り過ぎるころには、座喜味城のことは忘れていました。
ヘゴは、木に成る大きなシダ植物です。
4mまで成長する南国ならではのこの植物に囲まれて、太古の時代にトリップしたような気分になっていたからです。

ゆっくり自然を感じながら歩いて、20分くらいの道のりで出口に着きました。
木道の終着地点から、また石引きの道になっていて、この辺りの感じも良好です。
狭い舗装路に出ると、沖縄ならではの街並みに出て、我に返ります。
100mほど坂を上ると、歴史民俗資料館のある南の出入口に行きあたります。

沖縄の美しい海を背景に、城壁の美しい曲線を眺めることも、素晴らしいものです。
もっと座喜味城跡を楽しみたいのなら、是非こちらの木道探索も挑戦してみて下さい。
ヤンバルまで行かなくても、手軽に沖縄の森を体感できるところです。
木道は道幅が広くとってあり、作りもしっかりしていて、小学生や女性でも問題なく歩けると思います。
夏場は、涼しい朝方か夕方に歩くことが、おすすめです。
雨の後だと路面が濡れていて滑りやすいかもしれません。
またハブには、ご注意ください。

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